第２話 呼吸ひとつで生まれ変わる～その一～

勇敢なる旅人よ

前回話したように　

あなた方はサバイバルゲームや社会意識の中で

無意識のうちに自分自身を見えない鎖（くさり)で縛（しば)り上げ

必要以上の緊張（きんちょうや負荷（ふか)を心身に与え

本音【心】と行動【身体】が食い違ってしまった

その為　本来みな持っているはずのパワーや穏（おだやかさを忘れてしまったのだ

試しにゆっくり呼吸してみて欲しい　どうだろうか？

肺の隅々（すみずみ)まで　空気がいき渡（わた)ったであろうか？

呼吸ひとつで肋骨（ろっこつ)の一つ一つや鎖骨（さこつ) や肩甲骨（けんこうこつ)が大きく動いたであろうか？

本来肺は　自分が思っている以上に大きく膨ふくらむものだが　

もしそうでないなら

あなたは自分自身を縛（しば)り付けている　

あなたの本音を押し殺して　きつく縛（しばっているのだ

『ああしなきゃいけない　こうしなきゃいけない』

『あああるべき　こうあるべき』

『ああじゃなきゃいけない　こうじゃなきゃいけない』

そのような観念・常識の中で　

呼吸ひとつ満足にできなくなって文字通り

息苦しくなり　生き苦しい日々を送っているのだ

そろそろ 自ら縛（しばっていた『氣の鎖（くさり)』を解き放ち　

自分自身に自由を与えてみてはどうだろうか？

何故（なぜ)ならそれこそが　私達の本質である魂（たましい)の在り方だからだ

と言う訳で次回は

『呼吸ひとつで生まれ変わる～その二～』で呼吸法の実践（じっせん)を学ぶぞよ