テニスのストローク
{ワンバウンドで打つフォアハンドやバックハンドのこと}
には 大きく分けて二種類の打ち方があります
相手のボールが弱くてしっかり構えて打つ余裕があるなら
しっかりと自分のスイングで強打し
{腕で振らないで体全体で打つ}
相手のボールが強ければ
相手のボールの勢いを利用してカウンター
で打ちます
感覚でいうと 相手の球が八の勢いなら こちらは二で返し
相手が三なら こちらは七でしっかりと打ち
いつも足して十になるようにします
⊛ただし ドロップショットなどの短い球は例外です
強打もカウンターも体全体で打つのは同じです
ただカウンターの場合は
よりコンパクトなモーションで小さなスイングでも
相手のボールの力を利用すれば十分に強く打てます
テニスは 300ヤード飛ばしたりホームランを打つようなものではなく
コートに入れてバウンドさせるスポーツなので
この強打かカウンターの足していつも十になる
調和感が何より大切になります
そして強打でもカウンターでも
同じ気持ちや感覚で坦々と打てるようになるまで
すなわち技術として身につくまで
素振りと多くの打ち込みが必要になります
テニスの楽しいポイントの一つに
相手の強打をカウンターで打てるので技術を身につければ
体格やパワーの差を埋めることができます
さらにコンパクトモーションのカウンターが出来るようになれば
ライジング{バウンドの早いタイミングで打つこと}も可能になり
よりテニスが楽しくなります
テニスの楽しみ方は 人それぞれ自由ですが
しっかりとした技術を身につけることにより
自分自身への信頼感が生まれ
メンタルが安定してきます
相手のミスやポイントや勝敗の結果よりも
自分の目指すプレーがどれだけ出来ているかや
相手とのラリーや一体感を楽しんでプレイしているかが
長くテニスを楽しみ より上達の近道になると思います
次回はいよいよ 安定して楽に強打するコツを一つ一つ伝授していきます