masterwindのブログ

テニス・体術・氣・守護霊など心技体のトータル統合ブログ

清流テニスその十三 清流体術その十六 ギアアップサーブ①、② ~最小にて最大の運動~

続けてテニス 体術ブログの更新になります

 

前回で伝えたウォーミングアップサーブで体をよくほぐしながら

しっかりと体内感覚や打球感をなぞりながら 打っていきます

 

ここで注意しなきゃならないのが 打ち方ばかりに氣を取られ過ぎると

肝心のボールの行方がおろそかになりやすいです

 

そこで慣れてきたら 体内感覚と打球感さらには

ボールの軌道をイメージしながら一つにまとめて打っていっきます

 

打ちたいボールの軌道に合わせて 

ラケットがボールを捕らえる面の角度や入り方・スイングの方向が

自然に変わってくるからです

 

とどのつまり 自分が打ったようにしかボールは飛ばないからです

 

フォームや体内感覚ばかりに氣を取られ過ぎると

ラケット面でしっかりボールを捕らえるという

当たり前のことを忘れてしまいがちになります

 

ラケット面がどう当たって どう入ってどう振り抜くと

ボールがどう飛んでどんな回転がかかるのか

一つ一つ感触を確かめながら打って 確かな感覚を掴んでいきます

 

次の動画をご覧下さい


サーブ ギアアップ① 8/25

 

ウォーミングアップサーブより 前後上下の体重・重心移動や

骨盤と肩の入れ替え運動が大きくなっています

 

2ndサーブは 主にトップスライスサーブで

しっかりと手首を固定し 肘・手首・ラケット面でコの字を作って

ラケット面をキープしながら ボールの上側を強く打っていきます

 

トップスライスで高く跳ねて安全に

サービスエリアに入る軌道になってきたら

ボールの斜め下から 厚く捕らえてホールドしながら

強く叩いて打っていきます

 

するとより速く鋭い軌道になり 

より球威の上がった2ndサーブになります

 

このギアアップサーブでの私なりの体術的ポイントは

①ウォーミングアップサーブよりも

さらに上下・前後の体重・重心移動を大きくする

 

インパクトは一瞬なので こすらず強く叩く意識で打ち 

手首・ラケット面の返しの一瞬に 

体全体のタメを瞬時に伝える

 

③体の部分的なタメを大きく使うよりも

{通常のサーブ動作は タメを大きくして強く打ちます}

体全体のタメの伝達と切り返しを意識して

リラックスしながら 優しい氣持ちで強く打てるようにします

 

 

次の動画は さらにもう一段階ギアを上げたサーブです


サーブ ギアアップ②

 

先程のサーブよりも さらに前後の体重移動を大きくし

骨盤でリードしながら打ちます

 

2ndサーブは 基本全部叩いていきます

 

肘・手首でコの字形を作って ラケット面を斜めに寝かせながら

厚い当たりで 左斜め下から入れて強く叩いて捕らえる感覚を

掴んでいきます

 

はじめの構えの時に 右骨盤をしっかりと後ろに引いて

リードし その後は前へと体重移動しながら

左骨盤でリードし 左骨盤の側軸の上に右肩の側軸が乗るようにします

 

さらに2ndサーブを打つ時は 

ボールを打つ最後まで右骨盤の側軸のタメが残るように注意します

 

強く叩く2nd スピンサーブの注意点は

はじめに伝えたトップスライスなどの薄い当たりのサーブ

よりも肩や肘を入れる角度 感覚が変わってきます

フラットサーブほど前に向かないのですが

薄い当たりのサーブよりも強くボールを叩く意識で打つと

強く叩けるように斜め前に肩や肘が自然に入って

強く打てるようになります

 

あとは 今まで伝えてきたように

ラケット面・手首の返しのタイミングに体全体のタメが入って 

体重とタメを伸長力で伝えた一瞬の運動エネルギーが

乗っかるように意識して打っていきます

 

前回から伝えているように 小手先から動いて小手先の動きと 

全身の伸長力のタメが一体化すように訓練します

 

その動きと感覚こそが無駄の無い動作でいながら

リラックスして大きな力を発生させる

『最小にて最大 小手先と全身のシンクロ』になります