勇敢なる旅人よ
今回は 私自身が氣や波動・オーラの世界
に入るきっかけになった出来事を話していこう
ある日 ふと目を覚ますとカーテンがゆらゆらと揺れていたのだが
よく見るとカーテンの外側に光が揺れているのが見えた
当時すでに氣の呼吸法は
毎日のように実践していたが
光が見えたのはそれが初めてだった
それからしばらくすると
人や物も光を発しているのが
時々見えるようになってきた
ずっと氣功をやっていたおかげで
その光が生命エネルギーらしい
ことは感覚で理解した
呼吸と共に
膨らんだり縮んだりする光が
氣を感じながら見えたからだ
そこから 色んな人や物を観察していくうちに
全ての存在は 膨らんだり縮んだり
を繰り返しているのが分かった
まるで波のような自然なリズムの氣と光を発しているのだ
ある日海を見に行き 砂浜で寝そべって
広い空を眺めていたら
空の中に何か小さな
無数の光の粒が動いているのが見えた
その光の粒の回転する動きや
出現と消失を繰り返す動きを
仏教の『空』であり
量子論の粒子の揺らぎや波動だと
その時直感したのだ
量子論では 光の粒子は可能性の波で揺れていて
観察すると一定の場所に収縮
して{固まって}現れ
観察してない時は
あっちにもこっちにも存在していて
波のような振る舞いをしながら振動していて
これと言った実体が無いのだ
それを波動と呼び
観察した人の意識〔認識や波動〕で
光の粒子の現れ方が変わって来る
また仏教では この世は実体の無い『空』の世界だと言い
現実は意識を投影したものだと捉えている
私が宇宙や意識の世界に興味を持ち
仏教や量子論を学んでいたから
そのように見えたのかも知れない
その因果は分からないのだが
とにかく私には 光の粒が
『自分自身が現実を創造している』
と伝えているのだと感じたのだ
それからも空を見上げては 光の粒を眺め続けた
光の粒やオーラを見るコツは
武術で言う『遠くの目付け』
であることがわかってきた
『遠くの目付け』とは
目の前の相手を睨んだり凝視したりせずに
遠くの山を眺めるような感じで
リラックスして相手を『観る』と
相手の動きに自然に反応できるのだが
相手の動きを直接見ようとすると
逆に見えなくなり反応が遅れてしまうのだ
それと同じように対象を直接見るのではなく
遠くを眺めるついでに 間接的に観る感じで
はっきりではなく
『なんとなく観る』のがコツだとわかった
黒目・瞳の中心ではなく
白目・瞳の外側を使って
リラックスして意識を集中させて
波長を合わせると やがてじわじわと見えてくる
光の粒子は コツをつかめば室内でも見えるのだが
広い空が見える所が 初めのうちは見やすいだろう
光の粒やオーラを観るコツの中に
さらには 光の粒の揺れや動きに全てが現れている
それを直接見ようとすると見えず
あれやこれに意識を囚われても見えず
はっきり特定したり断定したりできず
思考で認識しようとしてもしきれない
ただ あるがままに全てを受け入れると『許すと』
なんとなく浮かび上がってくる
それは遠くにいるようで すぐそばにもいて
全てに遍在している{どこにでもいる}
あれでもこれでも無いが あれにもこれにもなれる
現れては消えるを繰り返すその動きは
光と闇の二元性を表し
光は観察して意識をフォーカスすると現れ
闇は無限の可能性として全てのなかに潜伏する{隠れている}
闇は意識を向けられ光になり 光はまた闇に還り全ての元になる
光の粒子の回転する波のような揺らぎは
無限の可能性=無限の未知に挑んでいく
自由で軽やかな
『ワクワクのダンス』を表現しているようだ
その自由で制限のない在り方は愛であり
愛は自由の中にあり その姿は尊厳を感じさせる
全ての存在や現象は
光の粒子『空』で出来ていて
常に回転し波のように揺れていて
無限の可能性を秘めている
観察者の意識が何かに囚われず
リラックスして
全ての可能性に心を開いていると
『空』である無限の光の粒子とつながり
『自分自身が人生の創造者』
であることを知るのだ
意識が何かに囚われない状態とは
自らの思考を眺めている状態である
自らの思考を眺めている時
思考が自分なのではなく
思考を生み出している
意識・魂の立場であり
自らの思考にも囚われない
その時 あなたは自由であり愛であり
『無限の思考』に出会い
『無限の可能性』をあるがまま受け入れて
『無限の未知』である『今ここ』
に生きているのだ
『今ここ』の自然の流れに身を委ねると
全てが自然に進んで行き
その道は
感謝と恩恵で整えられお膳立てされていくのだ
それは 疑いの無い純粋な意識であり
何の滞りも引っ掛かりもなく 清らかに流れ続けるエネルギーが
『空』である光の粒子に反映して
全てが流れるように喜びで創造されていくのだ
今回の旅{話}は あくまで私の体験から来るひとつの真実であり
これが全てでも絶対でもない
ただ あなたの中に新たな認識と可能性を生み
その未来が明るく花開いていくように願っている
次回の旅は『自分自身であれ』で今までの総まとめをしながら
また新しい世界へ羽ばたいていくぞよ
ではまた会おう 勇敢なる旅人よ