勇敢なる旅人よ
よくぞここまで付き合ってくれた
そなたも相当なもの好きであるな
私が この『氣』にまつわるあれやこれやを話しているのは
一人でも多くの人に氣や波動のエネルギーを体感してもらう事により
自らの中に眠る素晴らしい輝きのエネルギー
に氣づいてもらいたいからである
それにより あなたはあなた
自身の偉大さや素晴らしさや尊厳を知り
何か一つの教えや人に盲信的にならず
誰かを【カリスマ】にする事もなく
自らの自由意思と感性や
『ハート』のパワーで自分自身の道を歩んでいく為だ
さて今回は 無限のエネルギーにつながる為に
二重構造とも言える物質世界と
意識の世界や時空間の制限について
深くフォーカスしていくぞよ
ではまず この宇宙の成り立ち・ヒストリーから追ってみよう
この時空間の物質的宇宙が生まれる以前から
意識の宇宙が存在していた
意識の宇宙は なりたいものに何でもすぐになれて
死や制限の無い
永遠で無限の自由な存在・意識であった
やがて退屈になった『無限の意識』は
自らの遊び場である
時空間の物質的宇宙の銀河や太陽や星々を創造した
この最初のくだりで分かるように
まず意識の宇宙が先にあり後から
物質的宇宙が生まれた
さらに 私達は元々意識の存在であり
意識が全ての始まりであり物質は後である
ここに想像＝創造の原理の原型があるのだ
まず私達の意識が先にあり 意識が思いを巡らせると氣を発して
のちに物質世界の現実に反映していく
詳しくは第十一話『いざ上昇の旅へ』を参照するのだ
ここで【時空間】について改めて確認してみよう
時間と空間は 常にセットであり時間があるから空間があり
また空間があるから時間があるのだ
例えば千葉から神奈川まで移動に２時間かかるとしたら
千葉から神奈川まで２時間分の距離すなわち空間があるのだ
またお昼の１２時に太陽が 最も高く上がるのだが
一日で一番暖かくなるのは午後２時前後であり
一年で一番日が長いのは夏至の6月21日前後だが
一番暑いのは8月になる
このように時空間の世界では全て時間がかかり
遅れて物事がやって来るが
意識の世界では ひとつの思いは瞬間同時に
地球の裏側や遥か宇宙の彼方まで響き届くのだ
ここに意識の世界と物質世界に時間差が生まれる
意識の世界は 時空間が無いので
思いは即形になり現れるが
物質の世界は 意識〔思い〕が
現実に反映するまでに時間がかかるのだ
なので何をしてもそれなりの【波動によるが】
積み重ねや努力
さらには継続性や根気が必要になってくる
だからこそ この世は困難であればある程
『達成感』を味わえる冒険しがいのある世界なのだ
ここでもし時空間が無かったら
どうなるのかを想像してみよう
先の例えのように 千葉から神奈川へ行くと思う
【イメージする】瞬間もう神奈川にいるのである
それは夢の中で何の唐突も脈絡もなく
急に場面が変わるのと同じである
さらに時間が無いので何時に出発して
何時に着いたの何時【いつ】も特定出来ないし
また思った所にどこでも瞬時に行けるのだが
空間が無いので行くと言うよりは 夢のように場面が変わる
感じであり場所【どこ】の特定も出来ないのだ
意識や夢の世界では自分の思いが世界になるので
千葉にいても神奈川にいても
自らの見る景色・世界に自分でなっている
【創造している】のだ
つまり想像=創造＝自分＝世界であり
自分が想像【創造】したもの全てが自分であり
私『あなた自身』が世界である
これが意識の宇宙なのだ
で ここからが本題なのね
私達の時空間の物質的宇宙は
いずれ科学が宇宙の始まりを見つけるかも知れないが
それ以前の時空間を超えた
意識の宇宙ではいつから始まりどこから来たのか
永遠に分からないし
【いつ】も【どこ】もそもそも無いのである
故にこの意識の宇宙は 始まりも終わり【時間】もなく
どこからともなくずうっと存在していて
ひたすら『ただ在る』不滅の存在で
絶えず何かになり 変化し成長し続ける
『永遠で無限の存在・エネルギー』なのだ
今まで何度も話してきた
『永遠で無限の存在・エネルギー』
をイメージ出来たであろうか？
まずは 時空間の制限を超えた
永遠で無限のエネルギーを
イメージして感じてみるのが近道になる
何故なら想像＝創造の原理 であり
『イメージしてハートと五感で感じる』
とやがて現実になるからだ
さらにより深く このエネルギーとつながるには
『ハートの空間』に入るのがその入り口となるのだ
次回は今までの旅を振り返りまとめながら
『ハートの空間』から
『無限の思考の銀河』へと旅していくぞよ
では また会おう 勇敢なる旅人よ
