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テニス・体術・氣・守護霊など心技体のトータル統合ブログ

第9話 勇敢なる旅人よ

勇敢なる旅人よ

 

あなたはあなた自身をどうとら)えているだろうか?

 

私は あなたがどんな人生を歩んでいても

たとえあなたが 自分自身をなげ)いていたとしても

それでも私はあなたを『勇敢なる旅人』と呼ぶ

 

それでは何故なぜ) 私はあなたをそう呼ぶのか? 

そのことについて話す時がどうやら来たようだ

 

 

まず私達の意識は 生まれてから今まで一度も死んだことのない

言わば『永遠・無限の神』であり

 

この物質的な宇宙の生まれる以前の

意識の宇宙が始まった時から生きている

原初げんしょ)太古たいこ)の意識』である

 

 

この『無限の意識』であった頃 

あなたは想像したものに何でもなれた

 

つまり想像=創造なのである

 

 

私達のよくなじんだ物質的な体がない為 

ただの『無限の』意識だったのだ

 

この意識の宇宙の世界は時間も空間も無い為 

思ったことがすぐに形になり 

何にでもすぐになれるのであった

 

 

時間のない世界は『永遠』と同じなので

【死】なんてものはなかった

 

もちろん空間も物質的な体もない無限の意識なので 

死にようがないのだ

 

 

そのうち『原初げんしょ)の意識』は 自らの分身を生み出した

自分自身を見る〔写す・話す〕には 

もう一人の自分が必要になったのだ

 

原初げんしょ)の意識〔A〕は 分身の意識〔B〕を生み出し

原初げんしょ)の意識〔A〕とその分身の意識〔B〕を見る為に

さらに分身の意識〔C〕を生み出した

 

 

そのようにして『原初げんしょ)の意識』は どんどん自らの分身を増やしていったが

どこまでいっても どんなに増えても全ては『自分』であり 

全体であり個であり 

百でも万でも一〔全て自分〕であった

 

全てが自分である無限の意識は やがて『退屈』になってきた

何にでもすぐになれて何の不自由もなく 全て自分だったからだ

 

そこで無限の意識は自分達の『遊び場』である

宇宙や銀河や太陽・星々を創造した

自由自在な無限の意識が渇望かつぼう)したのは『冒険』であったのだ

 

様々な生命を創造し星々をいろど)りながらも 

自分達も意識体として星々で自由に遊んでいたのだが

 

そのうちに自分達の生み出した

 『生命体の中に入っては出る』遊び

をしているうちに 

なかなか出られなくなってしまったのだ

 

 

それ程 刺激的しげきてき)でエキサイティングな体験なのであった

 

 

生命体の中から出られなくなって星の上で生活しているうちに 

自分達が『無限の意識』であり 

全ての意識や生命がつながっている

ことを徐々じょじょ)に忘れていった為

 

生命体の命がどんどん縮まっていき 

やがて【死】をむか)えるようになっていった

 

 

一旦【死】を受け入れると 

それまでほとんど味わったことのない

【恐れの感情】が生まれ 

恐れがさらに寿命じゅみょう)が縮めていったのだ

 

この頃になると もはや自分がかつて

永遠で無限であったことや

そのつながり至福しふく)の一体感』

を覚えているものはほとんどいなくなり

 

お互いに争うようになったり 

かつて自分達の創造した

他の生命体に食べられることも珍しくはなかった

 

 

その都度つど)何度死んでも意識体は 

また自ら望んでその星の生命体として生きる選択せんたく)

をしたのだった

 

 

何故なぜ)なら無限の意識であった頃にはありえなかった

【恐れや死】の体験や感情

 

全てとのつながりを忘れた

【個】から生まれる様々な体験や感情こそが 

かつて永遠で無限だった意識

たましい)}の望んだ『冒険』だったのだ

 

 

このストーリーは あくまでひとつの可能性であり

絶対的な真実ではない

 

 

何故なぜ)なら 真実はひとつではなく

常により多くの可能性があり

並行した世界〔宇宙〕があるからだ

 

 

ただこのストーリーからイマジネーションを)き立て 

五感とハートで感じて読むことにより 

あなたの中に無限の宇宙が広がることを願っている

 

 

 

さらに次回『望んだ冒険と体験』に続くぞよ

もの好きな奴は また訪れると良い