清流氣功 その三十 生物多様性から『あるがまま』を学ぶ
まずは こちらの写真をご覧下さい
自然農かぼちゃA
自然農 インゲン豆
自然農 黒小豆
こちらは実家の空いた土地に植えた かぼちゃとインゲン豆と黒小豆です
いずれも土を一切耕さない自然農法で 勝手に自然の力で育っています
自然農法の仕組みは 作物の周りの草をそのままにしておきます
土も耕さないで肥料も農薬も一切使いません
また作物の周りに籾殻や刈った草を撒いておきます
草が生えていることで 作物を食べる虫達の餌になり
草が茂っていると 朝露で保湿され
多少雨が降らなくても 大地に水分が保たれます
また籾殻や刈った草が 自然に堆肥になります
すると微生物が発生して 土壌を良くしてくれます
そこには 様々な虫や微生物が溢れ
人間が言う害虫も益虫もいるのでしょうが
全てがバランス良く生存しながら
生命の循環が起こり
ますます生命力豊かな大地になっていきます
だから肥料も農薬も除草剤も必要なく
耕す必要すらないのです
作物の周りだけ ちょこっと刈っておいて
日が当たるようにして
時々刈った草を作物の周りに撒いておくだけです
作物の周りに生えてる草を緑肥と言い
刈って撒いた草や枝や落ち葉なども含めて
自然に肥料になっていきます
この子達は(笑) 今年の5月21日に植えて
そろそろ一ヶ月過ぎですが
ぐんぐんと逞しく予想以上に育っています!!
実はこの自然農法をやり始めたのは
今年今回が初で 始めるにあたり
有機農法でやるか自然農法でやるか散々迷いました(笑)
どちらのやり方も一通り学んだ上で
今回は自然農法にチャレンジしてみたのです
有機栽培も無害な美味しいい野菜を収穫するには
素晴らしい農法だと学びました
有機でやるなら しっかりと大地を耕し
酸素や窒素を含んだふわふわの土に
栄養いっぱいで無害な堆肥を入れて
まず畑を栄養分の高い良い土にします
そこに微生物や菌が 繁殖して虫や暑さ寒さに強い
美味しくて栄養満点の作物になっていくのです
普通の農法は 大地を耕し畑に単一の作物ばかりを
たくさん育てます
土がむき出しになり 作物以外の草や虫などを除去したります
すると元々あった様々な生命の循環から生まれる
土の栄養分・生命力が失われて カラカラの土になり
化学肥料や何かが必要になってしまいます
また土の上に単一の作物しかないので
そこにそれを食べる虫や何かが集中してしまい
どうしても植物や様々な生命の毒になる
防虫剤や農薬に頼ってしまいます
しかし農家さんが 決まった畑の面積で一定量の安定した
収穫量を得るには ある程度は致し方ないのだと思います
そうやって農家さんは みなさんの生活に必要な作物を育てて
何とかやりくりして 生活の糧を得ているのです
こちら地元千葉県の山武市でも
去年の台風で特産品の落花生や人参・苺など
例年の6、7割も被害にあったと聞いてます
そんな中 私は悩みに悩み抜いて
今回は 自然農法でやってみることにしました!
そう至ったのには 富里市の実家の土地が元々
自然いっぱいで緑に恵まれていて
ついこの間まで 酪農業を営んでいたこともあって
充分に生命力に溢れた肥沃な大地だなと思ったからです
写真左下が自然農かぼちゃの柵です
これだけたくさんの草木や緑がいっぱいなので
有機農法でやるような堆肥も要らないなぁと感じました
私は この草木の緑やその下の大地にいったい
どれだけの生命が宿り関わって
循環しているのだろうと想像しました
たくさんの様々な虫や微生物や菌にミミズ
せみやカブト虫などの幼虫
その虫を食べる動物や鳥達などなど‥
この実家の土地には 時々キジが現れ
ウグイスの美しい声が聞こえてきます
私はこの様々な生命の循環のドラマに
無限の生命力のパワーを感じました
そういった経緯もあり 自然農法で今回トライしてみたのですが
この先どうなるかは 分かりません
しかし私は 一週間に2、3回自然農畑?を見に行って
少し刈った草を撒いていますが 結果は自然に委ねています
私は私が感じ取った 小さなスペースの中の大自然の生命の
循環から生まれてくる偉大なパワーを信じて
程よくできる事をし どんな結果でも受け入れています
また多少は虫や何かに食われても
自然にお返しする気持ちでやっているので全然構わないのです
自然農かぼちゃB
こちらは同じ自然農畑?のかぼちゃですが
はじめに紹介した写真のかぼちゃよりも発育が遅く
葉も小さいのですが 植物も種から育つ子一つ一つに
個性があるので それでいいのであります!
こんな感じで私は 完璧を求めず
ベストを尽くしながらも
結果を委ねて結果を求めず
ただただ 自然や草木・大地と
触れ合うのが楽しくてやっています
そして自然農をやるから 自然農法だけが正しいのではなく
有機農法もやはりすばらしく
農家さんが たくさんの収穫量を上げる為に
農薬や肥料に頼るのも仕方のない事で
それぞれのやり方や立場を ありのまま受け入れています
そして今回の自然農法自体が
ありのままの自然の力を活かした農法であり
自然の力を信頼し なるべく余計な手を加えないようにしています
この千葉の北総エリアは広い田んぼや畑が多く
さらに放置されている土地には 立派に草木が育っています
はじめから人間が何もしなくとも
植物にはそれぞれに逞しい生命力が宿っているのです
さらにそこには 単一の植物や生命が存在するのではなく
様々な植物や生命がバランス良く循環していて
森も草木も多種多様な生命が一緒に共存しているのが
本来の自然の姿なのです
⊛自然農かぼちゃ畑と周りの草木たち⊛
私はそこに『ありのまま・あるがまま』の偉大な力を感じ
その中に無限の宇宙の如き世界を見出しました
このありのままを受け入れる姿勢が
前話で話した 無限の可能性を受け入れる
全ての経過や結果を受け入れて
ワクワクする在り方なのです!
私は今回 たまたま実家の土地から自然農法が合っていると
感じたのであり 有機農法や農薬や肥料を使う通常の農業の
やり方も ありのまま認識し受け入れた上で
自然農法をやってみました
すなわち自然農法や何かだけが正しいなんて事はなく
それぞれのやり方は みなそれぞれが真実なのです
この何かと対立せずに 何かを正しい・間違っているといった
価値観も持たずに 無限の真実と可能性がある中で
今の自分に合った何かを感じて 結果に執着せずに
全てを委ねながら その時に応じたベストを尽くし
取り組む姿勢こそが 前話で伝えた『純粋な意識』なのです
この意識や姿勢の中には
私は あるがままの私で良い
だからこそ 他の全ての存在も
あるがままのありのままで良く
私も他者や世界も それぞれが個性があり
みんな違う世界観を持ち それぞれが真実であり
私を含めたどれも 完璧で100%正しいなんて事はなく
みんなそれぞれに正しくもあり 必ずどこかしら歪みや間違いもあり
長所や弱点もあり だからこそそれぞれに成長していくのです
この『純粋な意識』の中に 私達が求めている
『私は私で良く あなたはあなたで良い』といった
それぞれをあるがままに干渉せずに認め合う
愛と自由があるのです
その自由で軽やかな心の働きの時
ハートの温かいパワー『愛』が生まれ
純粋な意識のパワーから 新しい創造が生まれてきます❣
今回のお話 書いてみたら
予想以上に長くなってしまいました
最後まで付き合ってくれた
あなたは ひま人であり素晴らしい❕❕
次回は 『全ては自分の中にある』を伝えていくから
またおひまなら 読むべし!読むべし!
では まったね~