体術で大切な要素は
自分の体をどう感じて捉えているかです
体の感じ方として 段階があり上達の目安になるので順に紹介していきます
レベル1 『砂や水の体』
体術では力まずにリラックスして動くのが基本原則になりますが
その感覚を磨くのに まずは自分の体を
液体もしくは砂時計のさらさらな砂粒
のようにイメージして捉えます
まずは体の中の水分や砂粒を移動させて
立ったり座ったり歩いたり走ったりしてみます
例えば椅子に座っている状態から
両足の裏の踵からつま先へイメージの水分や砂粒を移動させます
さらに頭を前へ持っていくと自然に立ち上がれます
そこからつま先よりも
前に水分や砂粒を移動させると自然に歩き出します
この何気ない運動のイメージと感覚を
日常生活の全てで味わいながらやると感覚を覚えるのが早くなります
実際に人間の体は3分の2が水分なので
体を流体と捉えて感じて 体の中の液体を移動させると体が楽に動きます
この感覚が
体重移動と呼ばれるもので
体重移動も奥が深く様々な段階や感覚があるので
遊び心で 日頃から色々試してみて下さい
さらに進化していくと『空気の体』
さらには『光の体』へと変化・成長していきますが
それには『砂や水の体』を無意識にできるようなることです
このレベル1の砂や水の体＝流体を習得するのに必要なことは
体内や足裏の柔らかく繊細な感覚やイメージと
心と体の仕組みや呼吸とメンタルの仕組みを体感で理解する必要があります
てな訳で次回は『心と体の仕組み』です
またよろしくね
