masterwindのブログ

テニス・体術・氣・守護霊など心技体のトータル統合ブログ

清流体術 心身統一への道 その七 ~足裏から地球につながる~

今回から 運動に最重要な下半身の関節を開いていく

プロセスや感覚を順に伝えていきます

 

まず私達人間は二足歩行で誰しも歩きますが 

実際に体重が乗る足裏の感覚を意識して

歩いている人はどれ位いるのでしょうか?

 

体術の基本は 

足音を立てずに最も楽に速く歩けることにあります

そしてこの『歩く』中に体術・運動の基本が詰まっています

 

この歩く・走る動作を筋力や体力に頼らずに 

透明な感覚で運動出来るようにしていきます

 

歩きながら 地面に足が接地した時に

体重がしっかりと足裏に乗っている

か確認しながら歩きます

 

そして体を前進させるだけに必要なエネルギーで地面を押して進みます

地面を蹴るのではなく 地面を押す・踏む感覚です

 

これは 重い物を地面や床から持ち上げる時も同じで

足の裏で垂直に地面を押すと 

楽に重たい荷物も持ち上げられます

 

例えば20kgのお米を持ち上げるには 

20㎏の力で地面を押せば持ち上がる仕組みです

と言っても自分の体重があるので 体重分は楽に持ち上がります

 

この時に膝や股関節もしっかりと深く曲げて

股関節・膝・足首・足裏に体重やエネルギーが乗りながら 

足裏で垂直に地面を押して 

下半身の関節を伸ばしていきます

スキーのジャンプやウエイトリフティング

下半身の使い方をイメージすると分かりやすいと思います

 

この股関節・膝・足首・足裏に

体重・エネルギーが真っすぐ乗るように

日々の歩行・走行の中で感覚を磨き 

下半身の骨・関節のエネルギーライン

を整えていきます

 

足裏全体で接地しますが 常に体重が乗っているのは

足裏の両くるぶしの間 

踵{かかと}寄りのポイントになります

ここに脛骨{けいこつ}と言う

脛{すね}の太い骨が乗っかっており

骨の仕組み通りに脛骨・足首の付け根・

その真下の両くるぶしの間の足裏に体重を乗せます

 

この両くるぶしの間のポイントを『ウナ』と言います

足に塗るウナコーワのウナです

 

このウナに脛骨から真っすぐ体重を乗せた上で 

親指の付け根に当たる母指球{ぼしきゅう}

小指の付け根に当たる小趾球{しょうしきゅう}

を使います

 

殆どのスポーツで 踵を浮かせて素早く動ける体勢にしますが

母指球だけを強く使うと 

ふくらはぎや太ももの力みになりやすく

すぐに足の筋力を消耗してしまいます

 

そこで『ウナ』に体重を乗せて 

踵や膝やお尻を軽く浮かせて上下にポンピングしながら

母指球にも体重を乗せます

 

このわずかな差が大きな差となってくるので

興味ある方は試してみて下さい

慣れてくると踏ん張らずに

楽に速く動ける感じが味わえます

  

またその感覚が上達すればする程 

全身リラックスして足裏の体重・重心操作

力や速さが出せるようになります

 

そして踏ん張らずに 地面に足裏からしっかり体重と

必要な強さのエネルギーを乗せると

地球から反力が返ってきます

するとその反力で

自然に足が上がり体が前に進みます

この地面を押して反力が返ってくる感覚が

『地球とつながる感覚』

肉体に頼らずに速く動いたり

重い物を持ち上げたり力を出すコツになってきます

 

これが氣やオーラを感じるようになると 

足裏から地面や床下に

通常30cm位はオーラが出ていて

野球やテニスやゴルフなどの軸足に体重を乗せて

投げたり打ったりする運動の全ては 地球とつながって

足裏から地面の奥深くに

体重とエネルギーを送っているのが

分かるようになります

 

それで体の軸や体勢がぶれずに安定しながら 

体力・筋力に頼らずに『地球の力』を借りて

より大きな力を出せるよになります

 

 

足裏の重要性に氣づいていた先人は 

その感覚を日常から養う為に下駄を履いていました

 

下駄を履かなくなった我々現代人が 

より良い快適な運動を望むのなら

足裏の感覚を日々意識して

歩いたり運動して磨いていく

のが最重要になります

 

また私のように 膝の靭帯断絶や

半月板損傷などの大怪我から 

スポーツや運動・仕事に復帰

する方にも最重要になってきます

 

少しでも参考になってくれれば幸いですが

運動の感覚は一人一人みな違うので 

絶対はありませんが 良かったら試してみて下さい

 

 

では

次回の『足首・膝・股関節にラインを通す』でまた会おう

 

 

 

清流テニス その七 ボレーはシンプルに

今回はやっとボレーです

まずボレーとは ボールをノーバウンドでダイレクトに返す技術です

グリップは基本 包丁と同じ握り

コンチネンタルグリップです

 

下半身の感覚がある程度開いていて 

しっかりフォア・バックの

ストロークが出来るようになっていれば

ボレーは難しくありません

 

軽く足を開いてスタンスをとり 

膝を曲げ股関節に重心が乗っていれば

後はボールを引き付けて キャッチする感覚で打ちます

 

相手がボールを打つ前の構えの段階で 

包丁グリップでラケットを軽く立てて構えて 

グリップと手首の

角度おおよそ120度位をキープしたまま

ボールが来た側の股関節や軸足に体重を乗せて

ラケットは腕で引かずに

コンパクトな上体のターンのみ

ボールの軌道の延長線上に

ラケットをセットして

引き付けて踏み込みながら打ちます

 

 

相手のボールが緩ければ 多少スイングしますが

基本キャッチする感覚で打ち

踏み込みや体重移動でパワーを乗せます

ボレーもストロークと同じく

『足して十になる』感覚で打ち

ネット際で速い球を処理する時はその場で 

面の角度を合わせてブロックするだけでも

相手のボールが強いので 十分な威力になります

 

ラケット面の角度は 垂直からやや上向きになり

基本スライス回転をかけて

バウンド後ボールが低く滑るようにします

ネットから離れると 腰位から足元にボールが飛んでくるので

ネットを越してボレーするには 

低い球ほどラケット面を上に向けて

下半身・フットワークで

ボールをキャッチしながら

必要なエネルギーを乗せて運びます

 

この腰から下のミドルボレー

足元のローボレーやハーフボレー

テニスでは難しい技術の一つになります

 

ボールの高さに合わせて丹田や 下半身の関節

{股関節・膝・足首・足裏}で調整

してボールを迎えます

 

まずは ネットを挟んでのボレー対ボレーで 

フォア・バックの高い打点から低い打点

さばけるように練習していきます

 

はじめのうちは タッチと回転を確認

しながらゆっくりでいいので

やや山なりの緩い球でラリーして

徐々にボレーの基本の打球感や面の角度

をつかんでいきます

 

慣れたらボールのスピードを上げていき 無駄な動きが無く

最短のコンパクトモーション

で打てているか確認しながら 感覚をなじませていきます

 

さらに慣れたら高い打点から

相手の打ちにくい足元を攻めて

もう片方の相手は しっかり丁寧に

ボールが浮かないように

バックスピンをかけながら返します

 

さらにボレー・ボレーのテンポを上げていき

ボールが浮いたら相手の足元を攻めるボレーをして

足元を攻められた側は それを浮かさないで

返せるようになるように練習していきます

 

ボレー・ボレーの後はボレー対ストロークです

ストローク側は ボレーヤーの腰から下・足元を

強く回転のかかったトップスピンで攻めていき 

ボレーヤーはバックスピンをかけて

深くコントロールして返しますが 

高く緩いチャンスボールはしっかり叩いていきます

 

ストローク側がスピンの強打で足元に沈め 

ボレーヤーはバックスピンをかけて深く返す

我慢比べの練習であり 一体感を養います

 

最後にボレーヤーは足元の球を

深く返す時と同じ構えから

ネット際に落とすドロップボレーを練習します

 

ールの勢いを吸収して

ネット際に落とす感覚をつかみます

それと同時にわずかな

下半身の重心移動で深い所

打ち分けられるように練習していきます

 

 

ボレーが出来るようになるとテニスが倍面白くなり

戦略の幅も広がります

ダブルスには必須技術であり 

シングルスでも相手を追い詰めて 

最後にポイントを取る手段

になるのでやはり必須になってきます

 

できればボレーもいずれ動画を貼り付けるので4649です

 

 

 では

次回の『決定打スマッシュを覚えよう』でまた会おう

 

 

 

清流体術 心身統一への道 その六 ~骨を感知する~

心の透明化の次は体の透明化です

体を透明化して羽毛のように軽く扱うには

体中の骨を感知し 骨で肉体や運動を操作することです

 

骨の動きをつかむことを『コツ・骨』と言います

例えば一流の板前さんの包丁さばきであったり

能や歌舞伎などの美しい姿勢や動作にも表れています 

肉体を砂や液体と捉えることで 余計な力みを無くして

スムーズな体重移動を促し 骨や関節を感知することで

体中の関節がそれぞれ支点の重心点になります

 

骨・関節の感度が上がると 

全身に重支点{重心の支点}が生まれて

多重心になり 様々な難しい運動が出来たり 

安定感が生まれて対応力が上がります

 

例えば野球のバッターの場合 

真っすぐにタイミングを合わせている時に

変化球が来た場合 体中の重支点が機能していれば

タイミングをずらされながらも

膝でひとタメしてついていき

さらに足首でもうひとタメしてついていき

さらに後ろの骨盤が残ってついていきながら

同時に肩でも ひとタメの間をつくり

最後は肘や手首のタメでぎりぎりまで

引き付けて 打てるようになります

 

テニスなら 全身運動する中で

低い球は足首や膝が大きく感知して

腰位の球は 骨盤が大きく感知して

高い球は 肩が大きく感知します

 

またどんな高さのボールも 足裏・足首・膝・股関節・骨盤

肩・肘・手首が順番に連動し 滑らかに運動して

大きなパワーを生みます

 

さらにセンター軸や背骨を感知できるようになると 

自分の中心から動けるようになり

身軽に早く動いて 

体全体運動で体重を乗せられます

 

では 実際どのように『骨・コツ』を感知していくかというと

何かスポーツや運動習慣のある方は 

その運動の中で体の中の骨・関節がどう動いて

どこに体重や重心が乗っているか 意識して感じながら運動し

体内感覚や体重・重心移動の感覚を磨いていきます

 

忙しかったり 運動習慣が無くても

日常の立ったり座ったり 歩いたり何かの仕事をする中でも

感覚は磨いていけます

 

自分の場合 テニスや体術に取り組んでいない時も

一歩一歩感じながら歩き 一日中『感覚の内観』をしています

そしてこの体の中の感覚に耳を澄ましていく延長で

やがて『氣の内観』になっていき

心と体の内観になっていきました

 

こうして自分の中が 研ぎ澄まされて安定してくると

自分の外の現実世界も安定して

捉えることができるようになってきます

 

という訳で次回から下半身の関節や骨を

順に開いて感知できるように伝えていきます

 

では

次回の『足裏から地球につながる』でまた会おう

 

 

 

清流テニス上達への道 その六 ハーフボレーとライジング・フルスイングの一体化

久しぶりの更新になります

 

良かったらお付き合い下さい

テニスで大事なのは 対応力であり一体感です

相手がどんなボールを打って来ても それに順応し

速い球も遅い球も 深い球も浅い球も

高い球も低い球も 重い球も軽い球も

スピンやスライスなど様々な回転のかかった球や伸びてくる球も

さらには 打ちそこないの球やドロップショット

ネットプレーやスマッシュ ロブで抜かれた時など

全ての場面を想定し 

それに体が自然に対応・反応できるまで

ひたすら練習していきます

 

と言っても体力や根性だけで やみくもに練習するのではなく

一つ一つの動きの基本を

丁寧に体に染み込ませていきます

また真の上達とは 余計な力みや体力を使わずに

早く反応し楽に速く動いて 

楽に強く重い球を打てるかです

 

 いかに早く反応し 安定した体勢で滑らかに動けるか

そしてしっかり丁寧にボールを捕まえて 

リラックスしてパワーが乗るように

体の中の感覚を研ぎ澄まし 

追求していきます

 

フォア・バック一通り 

低い打点から高い打点で打てるようになったら

ショートラリー{サービスエリアの中でのミニラリー }の練習で

体に近い深い球を 下がってしっかり

間合いを取って打つ練習をしながら

下がらずにショートバウンド

ライジングの早いタイミング

しっかり体重を乗せて打つ練習もしていきます

 

ハーフボレー{ショートバウンドで打つボレー}

を徹底的に練習して

スイングしなくても パワーを乗せられる感覚

技術をつかみます

それには 

下腹部の丹田を安定させ股関節に体重が乗り

膝や足首・足裏が 

ばねのように柔らかく使えるようになることです

 

姿勢を安定させながらも 全身の関節を緩めて

わずかな動きと繊細な体重移動

スイングせずにパワーを乗せられます

 

ハーフボレーで振らずにパワーを乗せる

感覚をつかんだら

ライジングを最小コンパクトスイングで打ち 

パワーや回転を乗せる感覚をつかみます

 

第三話で伝えた 強打とカウンターの感覚の延長

深くて強い球をあまり下がらずに 

早いタイミングの

カウンター・ライジンで処理して

緩い球は こちらからフルスイングしてしっかり打ち込みます

フルスイングと言っても力みは厳禁です 

緩い球は時間・空間の余裕がある分 

よりしっかり構えてしっかり打ち抜き 

ピンポイントで狙った所へ打つ為の

必要なエネルギーと回転をボールに与えます

 

速く深い球は間合いが早く近くなるので 

最小のコンパクトな動きで体重を乗せながら 

ボールの勢いを利用して打ちます

それと間合いに余裕がある場合の打ち込みスイングも

基本的に スイングやモーションの大きさが変わるだけで

動きの中身は変わらないので 

『足して十になる』感覚で 

どんなタイミングのどんなボールでも打てる

ように練習していきます

 

ここでテニスのプレースタイルが分かれる所でもあります

しっかり構えて 自分のスイングで打ちたい人や

より強くボールを叩きたい人は

ボールと一定の間合いを取って その分下がって打つ変わりに

自分の強いボールでいつもラリーして 

強く重い球や跳ねるスピン

自分のペースを作りたいタイプか

 

あまり下がらずに カウンター&強打

で器用に様々なタイミング・打点

で打ってラリーするタイプかです

 

前者は 遅いコートで長くラリーするのが得意な選手が多く

後者は 速いコートで早いテンポのラリーが得意な選手が多いです

どちらのスタイルも優劣はありませんが

前者は しっかりとしたフットワークと安定した強く重い球が必要で

体力・持久力勝負に持ち込み

後者は より高い技術と早い反応が必要でハイリスク・ハイリターンな

攻めのテニスになります

 

 また後から動画を貼り付けるので4649です

 

では

次回の『ボレーはシンプルに』でまた会おう

 

 

 

清流氣功 その二  『氣の内観』と氣づき

私はテニスや体術の上達の為に氣功を始めました

毎日 朝と夜の寝る前に氣の呼吸法を実践していくうちに

手の平や足の裏及び全身に氣の流れを感じるようになりました

 

それと共に 次第に呼吸が深くなっていき

心も体も深いリラックスと安らぎ

を感じるようになりました

そして 深い呼吸とリラックスが進む程

より大量の氣が体内に流れるようになりました

 

大量の氣が流れてくると 心と体が軽くなっていき

透明度が増していきます

 

透明度が上がると 自分の思考や感情が

体にどのような影響を与えているのか体感で分かるようになり

そこから 日常生活の全てが

『氣づきと学び』の場になります

詳しくは 『氣・波動・意識・オーラの旅』の第6、7、8話をご覧下さい

 

氣功を続けて 初めて私は深く息をすることができました

それ以前の私は 『こうじゃなきゃいけない』

という観念や執着が強くて

その重たい想いが 私の体をしばる【氣の鎖】になっていたのです

 

これは忙しい現代社会に生きる 殆どの人に当てはまると思いますが

様々な義務感や価値観・観念が強すぎると 

呼吸ひとつ満足にできない状態になり 日々忙しくゆとりが無い為

自らの呼吸が浅くなっている

ことにも中々氣づきにくいのです

 

呼吸や息は 自らの内面の状態を表しています

それは 義務感や価値観だけでなく

過去の心の傷・精神的なダメージ

心肺や内臓を圧迫していて 過去の許せない何かやトラウマ・恐れが

人間の生命活動を萎縮させているのです

 

そして何かをジャッジしたり 

恨んだり・恐れたり・憎んだりする負の感情を

味わっている時も 恐れのホルモンが体を毒し 

私達に健康やパワーをもたらす

氣の流れを妨げているのです

 

これらの『氣づき』は氣の呼吸法で ある程度心の透明度が増してきて

初めて分かったことでした

 

私の場合 体術ブログにも書いたようにテニスをやる中で

自らの中にある【力を誇示したい・勝ちたい】執着が強すぎて

それらが 私の肉体にブレーキをかけダメージを与えていました

 

ここに『人生の妙』があるのだと氣づきました

自分の最もやりたいことや 本当の夢の中に自分自身を成長させる

『気づきや学び』があります

 

私の場合 最高のテニスを極めるという夢に向かうことで

体術や氣功と出会い 自分の内面にある 

様々な【凝り固まった想い】

に氣づき 体で学びました

 

本当の夢だからこそ そこに【恐れ】も潜んでいて

そいつと嫌でも 

【ご対面】しなければ先に進めないのです

 

これが本当の夢でなければ 

勝っても負けてもプレーの質が良くても悪くても

あまり氣にならず 心があまり動かず軽いまま楽でいられます

 

しかしそれでは 

自分に必要な氣づきや学びは得られないのです

 

氣を感じ心が透明化してくる程 自分の本心が表に出てきて

自然に夢に向かうようになり 

心と体がひとつに向かいます

 

そして夢だからこそ 

恐れがあり執着もするのです

その重たい氣を味わった中で 

あがいてもがいて努力します

 

どんなに時間や労力がかかっても その何かを達成したならば

その時の達成感や充実感の

感動のエネルギーとパワーの氣

それまでの苦労や挫折の全てを吹き飛ばし

『やればできる・為せば成る』

という強い信念や自信を植え付けて

不動心の腹の強さと 

心の軽さを同時にもたらしてくれます

 

その時 以前と違った

前向きでパワフルな自分に生まれ変わるのです

 

こうして達成感から自信や信念が深まると 

それ自体が力強い氣やオーラになり

以前のような恐れの氣に支配されることは 

殆どなくなってきます

 

透明で軽い心に至るには 

夢や本当にやりたい何かに向かう中で 

恐れや執着の重たい氣を味わいながらも

日々 努力と研鑽する中で

自分の内面の重たい氣に氣づいて解放し 

 

より純粋な意識に近づき 達成に向かっていきます

 

私の場合 体術や氣功のおかげで

自分の中の恐れや執着に氣づき 

その結果 日々心身の浄化と一体化が進み

透明な心と体になることで 

自然にテニスや体術の上達につながりました

 

誰しも心が大きく動かされる方に 

その人の独自の学びになる成長の道があります

 

それは必ずしも夢に向かう中だけでなく

ありとあらゆる重たい氣の感情を味わう中にあり

重たい氣の感情を発すれば 

そのような重たい現実を呼び

本人がその重たい氣や感情に

氣づきや学びを得るまで

続くのでそれで良いのです 

 

このように私達人間の道は 

自らの人生や生命活動を妨げる【恐れ】を味わい

心と体・思考や感性の分離を体験し

恐れや分離の中でしか 味わえない感情を体験して

そこから氣づき学び 

努力したり解放したりしながら

 

また心と体・思考と感性がひとつになり

 透明で純粋な自分を取り戻し

本来の自分の個性やパワーや愛に目覚める

【思い出す】旅になっていくのだと思います

 

なので どんな人生でもどんな生き方でも

それぞれが必要な体験や学びの途中であり

それぞれの道は 全て尊いものなのです

 

そのことを腑に落ちて理解した時 

私達は 自分自身や世界や他者をも

あるがままに許し受け入れて

『愛と自由』のステージ・波動へと上がっていきます

 

 

では

次回の 『氣でつながる』でまた会おう

 

 

  

 

清流体術 心身統一への道 その五 ~心を透明にする~

さて前回までの話で いかに心や意識の在り方が肉体に影響を与えるか 

分かってもらえただろうか?

 

その二で話した『流体・砂や水分の体』の進化した先は 

心と体の透明感から生まれる『空気の体』である

この体術レベル2にあたる空気の体になるには 

それなりに時間がかかると思われる

 

何故なら心を透明にしていくのに 

自らの内面の反応に気づく『内観』が欠かせなくなり

自分の内面の恐れから生まれる抵抗・対抗意識や感情が

肉体にどんな影響を与えているのか 

自分で気づかなければ先に進めないからだ

 

読者の中には また心の話かよと思われるかも知れないが

もう少し辛抱して付き合って欲しい

何故なら ここが一番大切だからだ 

動きや技術は後からいくらでも身につけられるが

心の透明化=浄化は 個人のエゴ・自我が邪魔をして中々進みにくいからだ

 

例えばあなたは小さな頃に スポーツや武道を

教わったり稽古した経験はあるだろうか?

もしくは あなたのお子さんでもよいが

 

そこであなたやそのお子さんが 

心と体をひとつにして動くのが 最も大切であることを

最初に教われば良いのだが 

ほとんどのスポーツや武道の道場では

そのことを先に教えず黒帯になってから 

一部の有能な者が自分で気づくか 

奥義的なものになっていて 

かなりの熟練者にやっと教えているのかも知れない

 

そのようなスポーツクラブや道場では 

はじめから素質を感じる先天的に出来る子は

どんどん自信をつけて育ち 

自然と心と体がひとつになりやすいのだが 

 

はじめのうちに強い子と当たって 敗北感や劣等感を味わうと 

その心に重くのしかかったコンプレックスのエネルギーが挫折感となり 

心が重く苦しいから練習しても 心と体が分離していて中々上達できずに 

出来る子とどんどん差が開いて

スポーツや武道さらには運動そのものが 嫌いになってしまいます

 

なので清流体術では まず心と体の一体化を目指し

他者との比較よりも自分自身の上達の喜びや成長 

勝負の結果よりも常に

最高のパフォーマンスを発揮することや

相手や空間との一体感に意識を置きます

 

そのことで身のこなしや初動の早さや軽さが段違いに変わるからです

それが実感できれば 他者との比較から

自らの一体感と成長という

内面に意識がいくからです

そして自らの内面に意識を置けると 

成長や上達がどんどん加速していきます

 

内面に意識を置き 心を浄化し透明にするのがいかに大切か

過去のヘタレであった私を振り返って伝えていきます(笑)

 

30代前半までの私は 

それなりにテニスで強い球を打ってはいましたが

心の中にある【力で相手をねじ伏せたい欲求】

が強すぎて 強打した後の対応や反応が遅れたり 

自信のあるサーブを返されると苛立ったり

ドロップショットで前に落とされたり

ネットに出れば ロブ{高い球で頭上を越える球}

を打たれると卑怯だと感じて 

その一つ一つの感情が 

私の肉体にブレーキと多大な負担を掛けていました

 

つまり自分で自分のプレーや動きに 

エゴの感情が入って質を下げていたのです

当然そのような状態では 一打一打に憎しみや力みが入り

体力を大きく消耗させて 力んでいる為に初動が遅れて対応力が低くなり

ルールの範囲なのに 小技的なドロップショットやロブに腹を立てて

勝ち負けの結果に執着していたので 

勝負所やあと一歩の時にメンタルが安定せずに

勝っても負けても 

優越感と劣等感を往復するばかりで

心も体も安らぐことはなく 

あまり気持ち良くありませんでした

 

そんなどうしようもない自分をがらっと変えてくれたのが

体術と共に始めた氣功と氣の呼吸法でした

 

毎日欠かさず 氣の呼吸法を続けて氣を感じるようになると

自分の発している 焦りや過度の緊張・不安・余計な価値観などの

『恐れから来る負の感情』が 心肺を圧迫して

全ての動きのブレーキ

になっているのだと体感で知り学びました

 

氣功や氣の呼吸法で自らの心身が透明になってくると

感じてすぐ動けるようになり

頭で考えるよりも

無意識に感じた何かに気づき体が反応する

ようになります

 

その態度は 自分自身に素直で実直で率直な態度であり

自分で自分を裏切ることはせず 

自分の中から生まれる透明な感性に身を委ねる感じです

 

例えば 車の運転をしている時に視界の片隅で何かが動き 道路に飛び込んで来るなと気づくと同時に 私の足はゼロ反応でブレーキを優しく踏んでいます

安全な空間が出来てから 今のは自転車に乗ってるおじさんが

ふらついて出てきたんだなと後から頭で認識してます

 

この時何故?とか どうして?とか 誰が?とかどうでもよく

何かが道路に飛び出したと感じると同時に 体が反応するかどうかです

慌てたり・恐れたり・緊張したり・腹を立てたり

頭で分析している暇は ありません

 

ただ目の前で起きてる現象を 善悪や正誤のジャッジせずに

透明な心でありのままに見て受け入れる

と 心身一体となった動きができるようになります

 

私は 誰が正しいとか間違っているとか 

善いか悪いかとかどうでもいいのです

 

ただ自分自身も 周りの見ず知らずの人々も動物や草木も

全て無事で元気であって欲しいのです

 

またこうだなと思ったり 

いけるとハートで感じたら即行動しています

何故や どうしてなどと頭で考えると 

この一体感の早さとパワーが失われます

 

もちろん 結果が伴わない時もありますが

そんなことは やる前から全て受け入れてるのです

その上で 感じた通りに自分の中心に偽りなく動く

その感覚が前にも話した

純粋意識『ピュア・マインド』です

 

私は 体術で体を透明の如き軽く扱えるようになり

同時進行で 氣功や呼吸法によって『氣の内観』をし

日々 内面を浄化しながら『透明の心』になっていきました

 

30代前半までの 未熟で無駄だらけだった自分には

どう努力しても辿り着けない

『無欠の早さと軽さ』を身に付けました

 

氣の呼吸法や氣の内観 

心と体・思考と感性の分離と統合については

このmasterwindのブログ『氣・波動・意識・オーラの旅』をご覧下さい

 

という訳で次回からは 体を透明にするステップ~骨を感知する~

でまた会おう

 

 

 

 

清流テニス上達への道 その五   ボールを体で感じる~下半身の安定と反応~

テニスに限らずスポーツには基本姿勢があります

 

自分は中学時代のバスケのフットワーク練習で 

バスケのディフェンスの姿勢を覚え

それがサッカーのディフェンスにもそのまま応用が利き 

バレーボールのレシーブの基本姿勢につながり 

野球の内野の守備にも役立ちました

 

この時に身に付けた姿勢と感覚が今の自分のベースとなっており 

バスケやサッカーでは 一対一で絶対抜かれない『絶対感覚』があり

運動には種目を超えた共通の原理があり 

それを感覚で体でしっかり身に付けていくのが

『技術』なんだなと思いました 

 

下の動画を見てもらえれば分かるように姿勢の安定感を生むのは 

下腹部の丹田・股関節・膝・足首そして足裏です

 

これらの関節や感覚器官を養い 飛んでくるボールに対して

柔らかく反応するようになるのが テニスだけでなく

 

様々なスポーツや運動の絶対的な基礎となります


下半身の感覚を開く

 

 次回は 『ハーフボレーとライジングとフルスイングの一体化』です

 

お楽しみに